「自らの生きる、働くを、２ｍ前に進められる組合員の集団に」

これは、デンソー労働組合が2021年8月に掲げた組合ビジョンです。職場の組合役員と半年以上の時間をかけ何度も対話を重ねながら、2035年までを見据えて策定しました。​
https://www.dnwu.jp/vision​

昨今、自動車業界の垣根も崩れ始め、数年後、わたしたちの置かれている状況がどうなるかも見通せない時代です。暮らす社会も、働く環境も、共に働く仲間も大きく変化していく中、1年後、どこでどんな生き方・働き方をしているでしょうか？​
先の見えにくい時代でもわたしたちは、例えば、​

• 本当に大切にしていることを芯に据えて、行動できる​

• 自分の考えを互いに表明・共感し合いながら、他者を想える​

• ワクワクする数年先の自分を、描ける​

• 自分らしく生きるために必要な体験を、選択できる​

そんな組合員にあふれた集団を目指します。​

あなたにとっての２ｍとは、どんなものでしょうか？​

どれだけ社会環境が変わっても、労働組合は組合員の皆さんに、自ら選んだ、よりよい人生を生きるためのサポートをしていきます。そのためには、自分に必要な情報を自ら選択する力や、世の中の動きを知り、自分や家族、友人や子どもたちの未来のために動き出す力を身に付けていくことが必要です。​

プロジェクト発足

こうした背景を受け、2022年、デンソー労働組合は組合ビジョンに基づき、組合員の皆さんに社会課題をわかりやすくお伝えするプロジェクトを発足しました。まずは社会課題を知っていただくことで、身近に感じにくい社会の出来事を自分事として考え、その上で、行動するきっかけを提供するプロジェクトです。​

組合LINEを通じて、6コマ漫画で社会の出来事や課題をわかりやすくお届けしています。これまでの配信をまとめた記事をwebサイトに、本を組合事務所に用意していますので、是非ご覧ください。​
https://www.dnwu.jp/dialogue

企業内大学カワレル Action College
（KAC） 開校

2024年5月9日、このプロジェクトは進化し、企業内大学「カワレル Action College（KAC）」を開校しました。KACでは、一人一人が自らの行動を選び、「自ら考え生きる力」「誰かのためを想像できる人間力」を養い、よりよい人生を生きていける場を創造していきます。また、社内外のさまざまな人とつながって、深く学び、体験し、出会い、共創していくなかで「輝く個」を実現していきたいと考えています。​

活動紹介（体験）

KACでは、「体験」と「座学」を提供していきます。「体験」によって社会との接点を感じ、「座学」によって知見を深めていただきます。​

「体験」コンテンツとしては、5月に総勢約100名で田植えイベントを開催しました。大人も子どもも泥んこになりながら、様々な学びを得てくれました。「お米を作る大変さや、大切さを伝えにくくなっていたので、貴重な体験ができた。」「子どもはもちろんだが、大人も経験を通じて新しいことに触れたことで、外向きに意識を拡げる刺激となった。」という声をいただきました。​