挑戦が大きいほど、成功も大きい​

私のモットーは「挑戦が大きいほど、成功も大きい」です。​​

挑戦の機会が多いほど強みを得る機会も多いですし、仕事でも生活でも、どんなことも練習と成長の好機になると考えています。​

チャレンジングな環境は、自身のスキルを成長させる機会であり、自身の成長があってこそ、誰かからの尊敬を得たり、他人からも「真似たい」と思われるような自分になれるのです。困難を乗り越えることで、成功し、目的を達成することができます。​​

社員の健康と供給を守る大きな挑戦​

思い返すと、新型コロナウイルス感染症（以下、コロナ）拡大のさなか、私は大きな挑戦をしました。​​

2021年、ベトナム政府はコロナ大流行を防ぐために、強い行政指示を出しました。特に企業・工場は行動制限が徹底され、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、基準を満たした「3 on-site＊」を実施しなければなりませんでした。​

DMVNは政府の規制を実行し、コロナに打ち勝つために、「3 on-site」での製造現場と宿泊施設の準備も含めた製造計画を立案し、私は責任者として実行に移しました。

＊「3 on-site」とは、スタッフが現場で働き、飲食し、休息すること。工場はスタッフのために現場に宿泊施設を提供し、かつその宿泊施設はパンデミックの予防に必要な基準を満たさなければなりませんでした。​

こういった状況であっても供給に影響を与えるわけにはいきません。1,500人の社員が工場に宿泊できるように整え、さまざまな生産の調整をするのに、わずか2日しかありませんでした。「3 on-site」の生活は40日間に渡りましたが、全ての作業者に対して協力してもらえるよう合意を取り、困り事を共有し、解決することで乗り越えました。​

また、40日間を通して作業者の健康が守られたのが、何よりうれしかったことです。

ベトナム社会への貢献という挑戦​

企業は世間の変化に先んじて、企業自身の姿を変えていくことが重要だと考えています。また、この進捗(しんちょく)状況をしっかりと把握し、自分たちの戦略を立案、実現していかなければなりません。戦略を実現させるためにも、国内外市場での競争力を強化する必要があると認識しています。​

それだけではなく、将来のベトナム市場でより高い成果を出すためには、業界全体が発展することが鍵となると思っています。​​​​​​​​

私は、絶え間ない改善によって効率を高める仕事の進め方や、安全・品質を第一に考え無駄を無くすことを、デンソーで学びました。そして、この考え方を誇りに思っています。​

このノウハウをベトナムの他企業にも伝えることがベトナム社会の発展に貢献するだけでなく、DMVNの新たな価値創造につながっていくと信じています。​​

これが私の新たな挑戦です。

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製造ディレクターの経験をベトナムの中小企業代表者に共有するHaoさん​
（ベトナムの科学技術省とDMVNの共同プログラムにて）

Q. デンソーのどんなところが好きですか？​

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デンソーのいつも人を中心に考えるところが好きです。​

上司から部下へ熱意のこもった指導があり、社員の生活を守ろうという姿勢があり、バランスと透明性がある会社であるということが、デンソーの発展に貢献しようというモチベーションにつながっています。DMVNは常に、全社員に自身のスキルアップができるプロジェクトなどの機会を与えています。​

私や仲間たちは、より明るい未来のために日々努力し、挑戦しつづけます。

（引用：DENSO Connection「U&i D&i」より​